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MTM矯正(限局矯正)とは、歯列全体を矯正するのではなく、1~2本の歯に限定して動かす方法です。例えば歯が1本だけ飛び出ている場合や、奥歯が倒れてしまってインプラントやブリッジが出来ないような場合など、様々な場面で部分矯正が適用されます。
自分の歯を出来るだけ残して、削ったり神経を取ったりすることを最小限に止めることができるMTMですが、この方法は全ての症例に有効な治療法ではありません。補綴治療(クラウンやブリッジの治療など)やインプラント(人工歯根)治療を行う際に歯の位置や傾斜などの歯並びの一部を事前に修正する場合や、隙間があいている前歯を移動させたり、傾いている歯をまっすぐに修正する場合に有効な治療法です。
動かす歯を数本に絞り込みますので半年という短期間で矯正を行うことが出来ます。また、年齢に関係なく施術することが出来ます。何より、本来であれば抜かなければならないような歯を最大限に生かして、出来るだけ永く使えるようにする点がMTMの大きな特徴です。
MTMとひと口に言ってもその方法は様々で、治療の目的に応じて最適な方法を選択する事が必要です。時には複数の治療方法を組み合わせて、おこなう事もあります。
大きく分類すると、歯を引っ張り出す「挺出(ていしゅつ)」・傾いた歯を真っ直ぐ起こす「整直」・その他にも歯を移動させたり、回転させたり、引っ込めたりと言った方法があります。その中でも矯正的挺出は、矯正力を利用して歯根周囲の歯槽骨や歯肉ごと歯冠方向へ挺出させることをいいます。全ての症例に適応できるわけではありませんので、まずはご相談ください。
「プレオルソ」®こども歯ならび矯正法とは、シリコン由来の柔らかい素材でできた、マウスピース式タイプの歯列矯正です。永久歯に生え変わる前の小児(6才~10才)の骨の軟らかい時期に使うことで、非常に大きな効果が期待できます。
固定式の装置は、違和感や痛みが強いですが、プレオルソマウスピースは、シリコン由来の柔らかい素材でできており、装着感が非常に良いので装置を嫌がらずに使うことができます。さらに、装着時間は「寝る時」と「家にいる時に1時間」のみで十分です。食事の時に装置をはずせるので、虫歯の心配がありません。
また、マウスピースを使うこの治療法は、「咬み合わせ」と「歯並び」だけでなく口呼吸の改善にも繋がります。
気になる治療費ですが、「プレオルソ」は予算的に一般の矯正よりも始めやすい治療です。この治療法のために開発した新素材のマウスピースを使用するので、調整が簡単で、治療効率が良いためです。
大切なお子様の歯並びのために、まずはお気軽にご相談ください。
上の歯が非常に出ていて口が閉じにくく、しかも咬み合わせも深いため下の歯が見えない状態です。歯を折りやすいなどの外傷にもつながります。 また、骨格に問題がある場合と歯だけが前に出ている場合があります。小児期の治療であれば、骨格の改善を行うこともできます。 |
咬みあわせたときに下の歯が上の歯よりも前にある歯並びです。下の前歯や下アゴが前に出たり、上の前歯や上アゴが後退しています。 成長とともに骨格の問題が大きくなりやすいので、早期治療が望ましい不正咬合です。 |
歯が大きすぎたり、顎が小さすぎて歯と顎の大きさの調和が取れないために起きる症状です。アゴが小さくなっている現代人に多い不正咬合です。 噛み合わせが悪いのはもちろん、歯磨きの際に汚れを落としにくく、虫歯や歯周病の原因にもなります。 |